2013年1月29日火曜日

僕が英語に関して思うこと

英語という言語は、日本人や日本にとって特別な意味を持っていると思う。近年最も忌み嫌われ、最も議論され、最も注目されているカテゴリーの一つかも知れない。
英語という言語が好きで一生懸命勉強してきた自分にとっては、思うことは多々ある。だから、どうしたら英語ができるようになるのか?という事柄について、少し綴っておきたいと思う。

1.はじめに
僕は決して人様に比べて圧倒的な英語力を誇っている訳ではないけれど、少なくともこの中高大では英語ができると言われてきたし、今はバンコクで毎日英語を使って仕事をしている。今まで英語が苦手な人には多くのアドバイスをしてきたし、それは間違っていないと信じている。
でも勿論、僕のアドバイスが全てではない。僕のアドバイスは貴方の英語学習の為のヒントに過ぎないのであって、直接的な解決にはならない。
野球がうまくなりたいからと言って、全員がイチローのバッティングフォームを真似すれば良いという話ではない。イチローのバッティングを見て、イチローが持っている『コア部分』を盗み、それをヒントにするのだ。
そんな感じで、各自がキャリアを積んでいく中で『自分のフォーム』を造り上げていく。
だって、考えてもみて欲しい。野球素人の無知な暴言であることを承知して言うのだが、日ハムの中田翔のバッティングフォーム、ありゃなんだ?
正解はない。人それぞれなのだ。

2.どうすれば英語は上達するのか
「どうすれば英語が上達するのか」という質問は、何回も受けてきたし、何回もした。大体、僕自身がどうすれば新渡戸稲造の様な英語力を付けることができるのか知りたい。そんな未熟な自分でも、今までの個人的な経験から、英語が上達したいけれどどうすればいいのかわからないという人の為に、いくつかのコツを紹介してみたい。

2-1.語学学習に王道なし
一つ、語学学習に王道はないと肝に銘じておくことだ。2週間で英語がペラペラになるような事は決してないし、そういった宣伝文句に騙されてはいけない。しかし、人は何故そういった扇情的な文句に惹かれてしまうのだろうか。それは、「時間も労力も少なくて済みそうだから」である。しかし、語学学習はその真逆である。語学学習とは茨の道である。語学学習とは体育会系の頂点であり、臥薪嘗胆の思いで励まなければならない。語学学習とは筋肉トレーニングのようなものであり、短時間でその目的を達成することはできず、辛い思いもするものだ。2週間でボディビルダーのような筋肉を得ることはまずできない。それと同じことである。だから、毎日英語のトレーニングを一定期間せずして、英語が難しいなどと口走ってはいけない。かと言って、一日5時間勉強して成果が出ないからと言って、英語が上達しないと嘆いてはいけない。語学学習において、自分の語学力 の向上を実感するのは難しい、それは緩やかな坂道の様に伸びていくためである。しんしんと積もる雪の様に伸びていくためである。しかしある地点で振り返る と、意外と自分は登ってきていることに気づき、自分の背丈よりも高く積もっていることがわかる。人は誰も山を登りだして5分から「頂上はまだか」という人 はない。一歩一歩地道に歩いて、気づくと中腹まで来ていて、気づくと山頂の一歩手前までいるものなのだ。重要なのは、歩くのを辞めないことである。ちなみ に、語学の頂上はない。英語が喋られるようになりたいからと言って、容易に語学留学をするのは、自らの弱い意志の現れである!
日本においては、「英語圏に語学留学すれば英語が喋れる」という話がまかり通っている節がある。何故そう思うのだろうか?確かに英語圏に語学留学にすれば、英語と接する機会が増える。人々が話す言語や、メディア、文書、お店の看板も、何もかも英語である。だから、「勉強しなくても」自然と英語が喋られるようになるという計算のようである。しかし、はっきり言って、現地に行ったからと言って英語が喋られるようになるわけではないし、しないからと言って英語が喋ることができないということは決してない。意欲的で、モチベーションが高い人が現地で勉強することが最大の効果を得る事ができるのだけの話なのだ。どこに居ようとも、例えば知らない単語を調べる、聞くという行為は、結局自らの意思にかかっているのであって、英語圏にいれば勝手に知らない単語の意味が分かるようになるという事はない。語学学習は、受身では向上が見込めない。日本にいる外国人が驚くべきスピードで日本語を覚えていくのは、彼(女)らの語学に対する態度が恐ろしいほど能動的だからだ。能動である事が能力向上に繋がるし、留学の効果もそれで最大限に発揮される。インターネットが発達した今、英語を学ぶ動機、機会、教材はありふれている。使い用によっては、留学以上の英語力の向上が期待できるのだ。
ただ、とは言っても、英語圏への留学経験は何にも代えがたいものである。現地に行かなかった人には決して得ることのできないものがある。それは英語圏における異文化体験であり、知見の深化である。そしてこれは、英語を喋るよりもしくは同等の価値があり、これからの英語もしくは異文化、英語圏文化学習への動機付けになることは間違いない。これだけは、日本に居るだけでは得られないものだ。


2-2.英語を楽しむ
もちろん英語学習は辛いことばかりではない。文法と語彙の学習で終わる英語学習なんて、退屈極まりないし、ただの拷問である。英語はことばだ。楽しまなければ、死んでしまう。
例えば、下の文章を読んでみてほしい。これは、Urban Dictionaryというサイトからの引用である。このサイトはネットユーザーが単語の定義を自由に書き込むことができるサイトで、非常にユーモラスな定義がたくさんある。
boobs
1. The softest, squishiest, warmest, most perfect thing imaginable. And guess what? They come in pairs :)
2. The cause of all of life's problems.
3. The solution to all of life's problems.
1. She led my hand to her boob, and I had a new best friend; soon I had a new second-best friend.
2. She flashed her boobs and caused that car crash.
3. ...but once I touched her boob, I forgot all about her face.
suicide wank
1.When your having a wank, just before blow the load, shout out "Mom" or "Dad", then try and finish the job before they get into your room!
a friend tried a suicide wank and won!!! he did it and failed the second time!!
それほど難しい単語は使われていないので、是非辞書を引きながら読んでみてほしい。ちなみに下ネタだ。
またThe Onionというアメリカ版虚構新聞
からも引用したい。このサイトは一見ニュースサイトのようであるが、すべての記事がデタラメである。


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Bodybuilder Can’t Believe He Forgot To Develop Right Arm
見出しはつまり『ボディービルダーが右の腕をトレーニングするのを忘れた』と言っているのだ。
このように英語はそんなSVOとかSVCとかそんな狭い世界では生きていない。
生きている英語に触れると、言葉に対する親近感が沸く。
英語上達には、英語という言語そのものやその背景にある文化を楽しもうとするのが良いかもしれない。英語圏の映画やドラマに興味を持つとか、ネット上で英語でしか発信されていないiPhoneの最新情報や、自分の専門分野の論文が読みたいとか、日本について英語で書かれているサイトが読みたいというのもそういったことでいいのだ。

3.ネイティブ信仰をやめろ
英語学習の際には、ネイティブ並みになることを目標としないことだ。何故なら不可能に近いから。ネイティブの発音だって真似しなくても良い。そもそも世界中で公用語として使用され、無数の方言、アクセントがある中、正しい英語の発音という定義がそもそもおかしいのだ。以下のリンクを見ていただきたい。いわゆるスコットランド人が喋るスコティッシュアクセントと呼ばれるものだが、はっきり言ってこの発音ならジャパニーズアクセントも悪くないと思えてくるのではないだろうか?


更に、英語は有史以来初めて事実上の世界共通語となりつつなる言語である。 アメリカやイギリスだけの言語ではない。世界で最も英語を話す民族は中国人である。 シンガポール人は英語を自らの文化に吸収し、シングリッシュと呼ばれる方言を確立した。 インドも同様である。 こうなってしまえば、世界共通語である英語に対して正しさを求めること自体がおかしな話なのであって、リラックスして英語に挑めばいいのだ。アメリカ人の様に舌を不自然なほど丸めてRを発音する必要はない。日本人は日本人らしくサンキュー!とか、エクスキューズミー!とか言えばいいのだ。 私は今バンコクにある日系企業で働いているが、日本人タイ人含め英語はめちゃくちゃである。でも必死に英語を使ってコミュニケーションを図っているし、それで会社が成り立っている。 なぜここまで怖気ずに話せるのか? それは、我々が英語をアメリカの言葉ではなく、社内の共通語として認識しているからである。 意思伝達のために英語を使っていて、発音や文法などくそったれであるからだ。 英語くそったれ。ネイティブくそったれである。

 4.軽いまとめ 
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多くの人が、今自分のやっていることは意味があるのか?とか、これよりももっとやるべきことがあるとか考えているかもしれない。でも、語学学習には無駄なものは何もなくて、すべて必要なものだから、長い目でやらなければならない。すぐ結果を求めても、到底無理な話なのだ。 僕は語学力は以下のようにして伸びると思っている。 つまり、最初はいくら勉強してもなかなか伸びないのだ。でも、我慢して勉強を続けていると、突然爆発的に英語力が伸びるときがある。その後一度スランプに入り、また爆発的に英語力が伸びるのだ。 『最初はいくら勉強してもなかなか伸びない』理由は、このようにして説明することができるかもしれない。 つまり、自分のレベルが1では、スライムf:id:Kamppi:20110824191008j:image:mediumしか倒すことができず、よって経験値もせいぜい5ぐらいである。しかし、自分のレベルが70ぐらいになると、キングスライムを倒すことができるようになり、経験値は1000を超える。自分がレベル1の200倍の経験値を一瞬にして得ることができるのだ。これが、『爆発的に伸びる英語力』である。f:id:Kamppi:20090925104041j:image:medium初級者が英語を勉強して得られる成果と、上級者が得られる成果は何千倍という単位で違うのだ。 一心不乱に綴ってきたが、ひとまず言いたいことはこれぐらいだ。 繰り返すが、これらのアドバイスは絶対的なものではない。ヒントである。
自らの英語学習や語学学習のヒントになれば、幸いだ。


 




2013年1月17日木曜日

日本人は本当に英語が話せないのか?


 タイで働き始めてから、既に1ヶ月経った。
 海外で働くとなると当然事実上世界共通語である英語を使用せざるを得ない訳であるが、
今回はその日本人の英語について書きたいと思う。

言うまでもなく、私の会社は日系と言えど英語が全社員の共通語であり、ミーティングに一人でも日本語及びタイ語を解せない人がいれば自然と英語で話すことになっている。

それは日本語及びタイ語を解せない人がいるからしょうがなく英語を使っているに過ぎない訳で、わざわざ日本人同士で英語を話すことを強制させるという非効率極まりない方針を打ち出す某大企業は馬鹿げていると声を大にして言いたい。
必要に迫られれば英語を話すだけの話である。
ホンダの伊東孝紳社長の言うとおり、「(中略)英語が必要なやりとりは英語でやる。時と場合によって使い分ければいい」のだ。(出典URL:http://www.sankeibiz.jp/business/news/100723/bsg1007231827005-n1.htm)


では、果たして私の会社にいる日本人は英語がペラペラなのか?
本当のことを言おう、答えはNOである。

はっきり言って、英語が流暢だなと思う日本人はゼロだ。
そして、タイ人もゼロである。

使っている語彙など中学生レベルで、それにプラス仕事上でよく使う専門用語が加わる程度である。
中学生の頃から大好きで英語をひたすら勉強している私が英語力ではダントツでトップと過信するほどのものである。
しかし、既に陳腐化されてしまった表現ではあるが、言語はツールである。
故に、現段階では私の会社への貢献度の低さもダントツトップである。

よく考えて見れば当たり前だ。
会社にとって重要なことは利益を上げることであり、英語を流暢に話すことではない。
重要なのは発音や文法ではなく、意思伝達することである。
何を考えているか、何をして欲しいのか、伝えることだ。
どうすればノルマを達成できるのか、どう顧客に売り込んでいくかを相談することである。

そう言ったシビアな世界で、英語の間違いなどクソ食らえなことは誰も指摘しない。


厳しい競争世界の中で、そんなどうでも良いことを気にする人間など誰もないのだ。

ここは英語のクラスではなく、生きるか死ぬかの戦場だから。

社長や部長でも、拙い発音、文法で必死に意思伝達を行う。
使っているツールは稚拙かも知れないが、内容はさすがエリートの発言である。

伝えなければいけないことがあるから、必死で伝えるのである。

それを馬鹿にする人間など誰もいない。
何故なら聞かなければいけない情報だから。


ここで提言しておきたい。日本人は英語が喋れると。 
中学校から高校まで最低でも6年間英語を学んだ日本人のインプット量は自らが思っているより
多い。
日本の受身の英語の授業にはない、アウトプットの練習をすれば、仕事で使えるほどの英語などすぐに身に付く。
人が話している拙い英語でも、「なるほど、こう言えばいいのか」という学びが多く、人が人の真似をして最低限の英語が身に付くのである。


もう一つ私の会社の人間が英語を喋れる理由は、社員一人として英語コンプレックスを持っていないことだ。それは、
「は?英語とか間違って当たり前じゃん」
という暗黙の雰囲気があるからだ。


日本人の英語も酷いが、タイ人の英語も酷い。
もうみんな酷い。とにかく酷すぎる。
でも、間違えるのが当たり前なのだ。意味が分からなかったら聞き直せばいい。
大体ここはタイだし、タイ語喋れない方が肩身が狭い。
むしろ、ネイティブの様な英語を喋ると「えっなにコイツ」と思われてしまう様な節もあるぐらいである。

まとめに入りたいと思う。
日本人は英語が喋れる。世界有数の教育を受けている日本人が必要なのはアウトプットと、英語コンプレックスの払拭である。

英語はアジアの言語でなく、欧米の言葉である。攻撃的で、断定的で、高圧的だ。

そういった雰囲気はアジアには合わない。特に日本やタイの様な国では。
つまり、
英語とかもう世界共通語だし俺ららしく喋ればいいじゃん? 
 ということなのだ。

だから日本人よ、君は英語が喋れる。
「これがしたい」は英語でなんという?
「これをしてほしい」はなんという?
「これが重要です」、「明日お客さんと会う」、「3時にミーティングしましょう」
など、日本人なら誰だって文法や発音を気にしなければ喋れるじゃないか。    
分からなくても人の拙い英語を聞いていれば言い回しは覚えるのだ。
日本のサラリーマンが英語を喋れば、「こいつこんな知識を持っていたのか」と世界は驚くだろう。
英語が喋れる日本人は最強で最高だ! 






 




2012年11月19日月曜日

タイでの就活マニュアル



どうも@daijiro73です。
この記事ではタイでの就活の仕方、流れを説明したいと思います。

1.人材紹介会社に登録する。

就活の方法と言うと色々あると思いますが、僕の場合は人材紹介会社を使いました。
 恐らくアジア就職ではこの方法が一番多いんじゃないかな?と思います。

人材紹介会社に登録する際には、履歴書(和文・英文)、職務経歴書が必要ですので、予め用意します。
なくても登録はできますが、やる気を見せるためにも合った方が数倍良い印象を与えられると思います。

ちなみにタイでの人材紹介会社というと、
M&A コンサルタンツ リクルートメント
Sagass Consulting タイ 
アデコ・タイランド 

JACリクルートメント・タイランド
パーソネルコンサルタント
市人リクルートメント
Saiyo リクルートメント
DEE Staff
パーソナルコンサルタント・マンパワー
PA & CA リクルートメント 
A-Link Recruitment 
NCリクルート
C2Sリクルートメントサービス
トロピカルウェーブ
TVN リクルートメント
 

などなど色々あるのですが、僕はこの中から
アデコ・タイランド
JACリクルートメント・タイランド
パーソネルコンサルタント
の三つを選びました。理由は比較的大企業(アデコ・JACの場合)だという所ぐらいですかね。

まず日本にいる間に、この三つの会社に登録をかけました。 
で、一番返答が早かったのがJAC。数日で連絡が来ました。その後のやりとりでもJACが圧倒的にレスポンスが早い。とてもやりやすかったです。


2、3週間して、アデコタイランドから返事が。
レスポンスはJACには適わないものの、非常に丁寧で、素晴らしい案件を多く持っている印象。気持ちとしてはレスポンスが早かったJACに決めたかったものの、最終的にはアデコを通して職を決めることになりました。

登録後は、人材紹介会社とスカイプ等での面接があり、それが終わり次第案件の紹介をして頂くという形でした。


2.タイに行け 
日本にいながら案件を紹介してもらうよりも、タイに行って紹介してもらったほうが確実に良いです。
理由はいくつかありますが、まずやる気を見せられること。

どうやら人材紹介会社に軽い気持ちで登録して、そのまま放置したり、案件を紹介しても応募しなかったりという人が多い様なのです。
その中で差別化を計る為にも、「私は真剣にタイで仕事を探しています。」というメッセージを様々な行動から送る事は、 スムーズな案件紹介をして頂く為に必要なことだと思います。


また、 人材紹介会社の担当の人も、電話越しでしか話した事のない人よりも実際会ったことのある人の方が案件を紹介したいなと思うのではないでしょうか。 

人材紹介会社の方はあなたに無償で案件を紹介してくれる訳ですが、だからと言って使いっぱしりの様な感覚でお願いするのは論外です。
彼らはあなたのサッカーでいう代理人ですから、その代理人に評価されるのは非常に重要なのです。




3.興味のある案件にひたすら応募、ひたすら面接。
 JACとアデコで、全部で30件ぐらいの案件を紹介して頂きました。
その中で20社ぐらいに応募して、10〜15社ぐらいと面接という形。
大体書類選考➡面接1➡面接1➡内定という流れです。
書類選考から内定まで1週間というところが一般的かと思います。
物凄い選考のスピードです。
タイではというより海外では、選考のスピードが圧倒的に早いです。 
ちんたら選考をやっていたら、他の企業に取られてしまうというのが主な理由みたいです。
こちらタイではバブルなので、完全に買い手市場なのです。


4.その他
よくネットなので服装はどんなものが良いかという質問が見受けられますが、私の場合、日本と同じ様にスーツにネクタイで行っていました。
暑いからと言って上着を脱いで行ってもまあ対して何も言われないでしょうが、ここは東南アジアあるある。オフィスの中はクーラーガンガンなので、上着がないと寒いと思うこともあるかもしれません。









以上がタイでの就活の仕方でした。
 


 




2012年11月13日火曜日

アジア現地採用の三大論外

現地採用を目指す人は、目標があって行く人もいれば、アジアで遊びながら働いてみたいなあと思っている人もいて、千差万別である。

中には、アジアで現地採用で、3年程度で辞めて帰国し、職もなく、人生が詰んでしまったと悩む人も多くいるようである。

でも、正しい考え方としっかりとした目標があればそんなことにはならないと思う。この記事は、現地採用における三大論外について書いてみたい。


1.英語(現地語)が喋れない
はっきり言ってこれはまず論外である。働く場所は海外である。日本ではない。例え日系企業に入って、顧客が日本人だとしても、はやりそこは海外であり、会社に入ってもローカルスタッフとコミュニケーションが取れず肩身の狭い思いをするだけだろう。

また、語学ができないと、良い求人を探すのはとても難しい。実際バンコクで就活していた際も、英語はまず必須だった。タイ語が喋れれば尚よしという感じだ。。
日本語しかできなければ、アシスタント的な業務やコールセンターなどといった、キャリアアップの望めない職しか見つけることができないだろう。
現地採用で人生が詰んでしまうというのは、恐らくこの類の人々である。転職をしてキャリアアップするという考え方の根強い海外では、キャリアパスを考えることは非常に大切なことだ。

よく、「英語はツール。大事なのは中身」とか言う人がいるけども、はっきり言って英語はできて当たり前すぎる話であって、その重要性を問う議論は論外である。残念ながら、英語のできない人間はメンドクサイのだ。
今や国際社会において英語ができるというのは、日本人が日本語ができますと言っているほど当たり前のスキルだと思う。






2.数年後、日本に帰りたい
現地採用のほとんどが3年程度で帰国するという。その理由はとにかく、元々将来は日本に帰りたいと思っていたのが大半を占めるだろう。
帰りたいなら、何故現地採用を選ぶのか?日本で働いて、時々旅行で来ればいいだけの話ではないのか?数年後は日本に帰りたいなどど、生半可な気持ちで行ったところで失敗するだけだろう。
リゾートのイメージだけでアジアに来るのは失敗の元である。
 現地で就職するというのは、現地に根を張るということだ。旅行ではないし、遊びでもない。移住という気持ちを持って現地採用に挑むべきだと僕は思う。

日本の会社にいた頃駐在員を諦めて日系企業に就職した理由は、駐在するまでかなりの年数が必要としてたからだけではない。
駐在員は、行く国を選べず、そして遅かれ早かれ日本に帰ることになる。でも僕は和橋として海外に出て、現地に根を張りたいという気持ちがあったからこそ、現地採用を選んだのだ。

 

3.日系企業に就職したい。(外資は嫌だ)
外資と日系、どちらに就職したいですかと聞かれて、間一髪日系ですと答える様なら、現地採用には向いていないかもしれない。

恐らく現地採用を希望する人々が日系企業を望む大半の理由は語学力だろう。日本語だけでなんとかなるのが現地の日系企業だからだ。
しかし、現地採用を目指すというのは、そもそも日本の堅苦しいビジネス習慣、文化から抜け出すためにやっている様なものではないのか?
いくら海外とはいえ、コテコテの日系企業では日本での社会人生活とあまり変わらないだろう。

とは言え勿論、日系企業でも、ローカライズを目指している企業も多くある。
タイで就活をしていて感じたことだが、現地日系企業のローカライズは全体的な傾向である。
ローカライズというのはつまり、日本からの駐在員を減らし、現地採用を増やし、タイ人や現地採用の日本人を社長にし、現地に根ざしたローカル企業を目指すということだ。
現地を分かっている人間が会社を運営すべきというのは極々妥当な考えである。 こういった流れから、これからも現地採用の求人は増え続けるだろう。
所謂、現地採用VS駐在員という構図も、こういった日系企業では薄れつつある。

ここまで論じた中での一つ問題点は、求人のほとんどが日系企業であるということ。(無論、日系企業の求人の多さに日本人としてのアドバンテージを感じ、日本という国に感謝せざるを得なかった。)
何故なら、外資系は5年や10年などの経験を必要とするからだ。
だから僕が提案するのは、ローカライズを目指す日系企業に就職し、3~10年後外資に転職しキャリアアップを計って行くという方法だ。

そういう意味では、終身雇用を目指している人は現地採用には向かないだろう。ここタイでも、転職や引き抜きは日常茶飯事である。会社に尽くすという考えは全くなく、お金で雇われているというビジネスライクな感覚を持っている。
現地採用は、前向きなビジョンを持って、キャリアパスを考えることが重要だと考える。 




論外、と言ったものの、この三つに当てはまらない人は現地採用に向いているぐらいに考えて欲しい。以上の全ては持論だ。
アジアでの現地採用を考えている人の参考になれば幸いである。


 




2012年11月12日月曜日

僕が会社を辞めて、バンコクに行った理由


10月10日。僕は4月に新卒で入社したばかりの会社を辞めた。

この国の世間の人は、恐らく僕を忍耐力がないとか、甘えてるとか、そういう風に思うだろう。

でも僕はそうは思わない。

僕にはやりたいことがあるからだ。

中学の頃、オーストラリアのパースという街にホームステイしてから、僕は海外に住みたい、海外で働きたいという夢を持っていた。
漠然とした夢だった。
高校時代は必至に英語を勉強して、大学時代はずっと行きたかった留学にも行った。
大学には100カ国以上から来た外国人がいて、周りの日本人も海外に出てみたい、という奴ばかりだった。

そんな環境で育ったこともあって、
会社は駐在員を募集している会社にしようと思った。

だからその会社に入った。

人事部は3年後には海外に行けると言ったが、
やはり現実は甘くなく、営業部の部長には、「10年は行かせない。経験のない奴が行っても意味がない。」と宣告された。その会社は、人事部と営業部で大きく考えの違う所があり、更に営業部が圧倒的に力を持っている会社だった。

それから、僕は働きながら、自分はここで何をやっているのだろうと考えるようになった。

朝7時20分に出社し、1年生の仕事と呼ばれるオフィスの掃除、ゴミ捨て、机を拭くための雑巾配り。
朝礼では全員の前で体操を行う。

本当に、何やってるんだろう?と思った。

仕事内容は楽しかった。給料も一般的な社会人1年目にしては良い方だっただろう。
お客さんも変な人はいない。

でも、会社の飲み会で席順を作ったり、幹事をやったり、接待に行ったり、お酌をしないと頭を叩かれたり、本当に、「俺は今ここで何をやっているんだろう?」と思った。

海外勤務を約束されていたら、我慢できただろう。
海外でそのような事があっても、我慢できただろう。

でも、海外に行くという保証はない。

社内の人には理解され難かったが、それほど僕は海外で働きたい。
その事自体がアイデンティティなのだ。

ある週末の日、パーティに出かけた。
そこであるアメリカ人に出会って、仕事について話をした。
「僕の夢は海外で働くこと、でも今の会社じゃそれができなさそうなんだ。」と言うと、
「??? Then why don't you change the job?」と、純粋にシンプルに彼は言った。やりたいことをやれとも言った。

アメリカ人がこういった類の事について語るとき、世界には右に出るものはいない。正義とか、夢とかね。

こういう言葉にも出会った。
 “Twenty years from now you will be more disappointed by the things that you didn't do than by the ones you did do. So throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.” - Mark Twain


 数日後、僕は会社を辞めた。
上司に相談すると、すぐに部長に伝わり、「お前は甘ったれだ」だの「お前は先輩や上司や俺や会社を裏切った」だの「お前はもう二度と社会復帰できない」だの暴言を吐かれたあげく、
「お前はもう明日から来なくていい」とドラマ張りの発言をされた。僕はすかさず
「ありがとうございます。」と言ってその場を去った。
結局、それが最後の出勤日になった。

人事部にも、「もう二度とお前の大学から取らないぞ」「辞めるという意味がわかってるのか?」などと言われた。勿論、 
「ありがとうございます。僕の大学からは是非二度と取らないで下さい。その方が良いと思います。」
と言った。でもこれは本当の事だ。後輩にはこの会社に入って欲しくない。
さようなら。


やりたいことをやる。海外で働きたい。給料が半分でも良い。
 日本人は日本で働いてた方が守られているし、幸せかもしれない。

現地採用なんて所詮使い捨てだとか、現地採用に未来はないとか、そんな低い給料で良く働けるねとか、ネットにはよく書かれてたり、人々にはそんなことを思われているのだろう。

でもそんなのやってみなきゃ分からないし、それがやりたいことだからしょうがない。どの道それしかない。


すぐに航空券を予約して、10月28日、タイに飛んだ。(候補地は香港、シンガポール、タイだったのだが、何故タイなのかは、今後の記事で書いていくことにする。)

持ち物は、バックパックと、スーツや靴を入れたユニクロの紙袋。

バンコクに着くなり、速攻で人材派遣会社を訪問して、
(バンコクでの就活についても今後書く。)

面接を行い、これから随時気になった案件に応募していくという流れになった。
結局、20社ぐらいに応募して、10〜15社ぐらい面接が入った。
面接では、「君みたいな人が欲しかった。」とか、「是非うちに来て欲しい」とか「日系企業っておかしいよね」とか言われて、つい最近まで否定され続けてた自分が、少し肯定された気分になった。

結局、引っ張りだこの就活は数週間で終わった。
というより、自分の希望にあった会社があったので、終わらせた。
残りの面接は全部蹴った。

アジア含め、ここタイでもバブルである。
就活は完全に売り手市場で、職は選ぶほどある。
 就活関連の話はまたするが、来てみないと分からない事って、本当に凄く多い。

ネットに書いてあることなんて、やはり信じない方が良い。
嘘だったり、情報が古かったりするから。
自分の目で見ないと、本当のことは分からない。
スナフキンもこう言う。
「 僕は自分の目で見たものしか信じない。けど、この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ」

そんなこんなで、
来月からタイで働くことになる。
現地採用としての厳しい現実や、来てよかったことなど色々出てくるだろう。そういうことを後輩達に伝えていって、現地採用がキャリアの一つの選択肢になってくれたらとても嬉しい。


とりあえず、これが僕が会社を辞めて、バンコクに行った理由だ。